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【映画・動画】タイタニック - 真実の物語 -クルーズマニアが語る11個のエピソード

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クルーズマニアタイタニックの真実の物語と映画のたのしみ方をお伝えします。

物語が素晴らしいので、既にファンが多いですがクルーズファンの目線からみてもあの映画は素晴らしい!

ジェームズ・キャメロン監督のタイタニック(映画)は史実を確認して、そうとうに細かくつくられています。タイタニックの「真実の物語」と「その背景」を知ったら必ずまた、この映画が観たくなりますよ!

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真実その1.なぜタイタニックはスピードを速めたのか?

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映画でも有名なシーンなので、覚えている人も多いと思いますが、船長の忠告に耳を傾けず実業家がしきりに「スピードを速めろっ!」といっていましたよね。映画ではこの辺りの描写がないのでわかりにくいのですが、ここに物語の重要な要素がつまっています。

「スピードのキュナード」と「サービスのホワイトスター」

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タイタニックを知る(観る)なら、この2社「キュナード・ライン」「ホワイトスター・ライン」の2社の存在を知っておかなくてはいけません。映画の本筋とは違いますが、タイタニックはこの2社の競争のなかで生まれた物語なのです。

これがわかるとタイタニックをまた観たくなりますよ?

キュナード・ラインとは?

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あなたも知っている現代で世界一有名な船「クイーン・エリザベス号」を所有する名門の船会社です。他にも、「クイーン・メリー」「クイーン・ヴィクトリア」と併せて3隻の船を保有するクルーズ会社で、「英国女王、王室」の名前を宿すことが許された特別な民間クルーズ会社です。

当時はイギリスに拠点を置き(残念ながらいまはアメリカ)、イギリスのロイヤールメールシップ(郵便事業)を任されていた海運会社で、1912年の当時は「スピードのキュナード」と言われていました。

ホワイトスター・ラインとは?

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タイタニックの名前は有名ですが、その船会社の名前が「ホワイトスター・ライン」です。現代にはホワイトスター・ラインは残っていませんが、当時は「サービスのホワイトスター」と称されており、世界最高のサービスを体験できる超高級船として知られていました。

ホワイトスター・サービスはいまも残っている!?

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ホワイトスター・ラインのなかで提供された「ホワイトスター・サービス」はいまもなお、伝統として現代に受け継がれています。そしてココがおもしろいのですが、そのサービスを体感できるのは「キュナード・ライン」の船内だけなのです。タイタニックのサービスを引継ぎ、その歴史と伝統を「キュナード・ライン」が引き継いでいます。

乗船するとわかりますが、ホワイトスター・サービスを提供するクルーの全員が象徴である白の手袋をはめており、胸にはホワイトスター・ラインのバッチを付けています。

詳しいお話は後述しますが、タイタニックのサービスを今でも受けることができるということを、あなたは知っていましたか?

スピードを落とさなかった理由とは?

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当時、大西洋横断航路はアメリカンドリームを掴むための「夢の航路」でした。そして毎年、大西洋を横断する「サウサンプトン~ニューヨーク」の航路を一番早く渡り切った船に渡されていたのが「ブルーリボン賞」です。

飛行機がない時代でしたから「一番早い」というのは、それだけで世界一の船と称される一面もありました。そして、このブルーリボン賞を勝ち取っていたのが、名門のキュナード・ラインだったのです。

サービス」では世界一と称されていても、「スピード」ではキュナードラインにかなわないのがホワイトスター・ラインが泣き所でしたが、そこに満を持して登場したのが「タイタニック」なのです。

もうおわかりですよね?ホワイトスター・ライン(実業家)はタイタニックで、このブルーリボン賞(=名実ともに世界一)を取りたかったからこそ、スピードを落とすことをしなかったのです。船会社の歴史と時代背景を知る機会はなかなか無ないと思いますが、これを知っているだけでタイタニックの見方が変わってきますよ!

真実その2.救助に向かった船とその実情

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カルパチア (客船) - Wikipedia

起工 1902年
進水 1902年8月6日
就航 1903年5月5日
最後 1918年7月17日に沈没
要目
総トン数 13,555トン
排水量 8,600トン
全長 541 ft (164 m)
64.5 ft (18 m)
喫水 34 ft 7 in
速力 15ノット
旅客定員 2,550名

あまり知られてませんが、タイタニックが沈んだあと救助に向かった船がありますよね?映画ではサラっと流れてしまいますが、あの船はキュナード・ラインの「カルパチア号」なのです。

ほんとうは・・・近くにたくさん船がいた!?

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カルパチア号はタイタニック沈没の約2時間後(am4:00)に現地に着きますが、じつのところタイタニックが沈没した付近にはもっと近くに他の複数の船(貨物船など)が航行しており、救難信号を受け取っていました。ですが、自分たちも「氷山との接触」の危険があるため、救助に行く事ができなかったのです。

当時はまだレーダーや強い灯りを船に搭載していない時代です。だから映画でも寒い中高所に登って観測してましたよね?

救助にいきたくても自分たちも沈む(沈没する)可能性があるなかで、唯一駆けつけたのがキュナード・ラインのカルパチア号(アーサー・ロストロン船長)なのです。(かっこいい!)映画ではこの部分がはぶかれてしまってますが、ロストロン船長は当時のアメリカ大統領(ウィリアム・タフト)にホワイトハウスに招かれており、アメリカ合衆国議会から「議会名誉黄金勲章」を渡されています。

なぜ危険を犯してまで助けに向かった?

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カルパチア号にも乗客が乗っていたにもかかわらず、ロストロン船長(カルパチア号)は救助に向かっています。理由は諸説ありますが、人命はもちろんのこと、当時のライバル(最大の敵)の危機を見過ごすことができなかったという話もあります。

タイタニックの正式名称は”RMS Titanic(ロイヤルメールシップ タイタニック)”と言い、国営の郵便事業を任されていた貨客船でもありました。一民間企業が国営事業を任されるのですから、その信頼は通常では考えられないほどのクルーズ会社です。

「そんな会社の船を人命と共に沈めてはならない!」という強い意志がロストロン船長にはあったのです。

映画ではココをみて!

前述したように、カルパチア号が登場するシーンは映画の後半のほんの一部です。ですが、クルーズマニアの視点でみると「さすが、ジェームズ・キャメロン監督!わかってる!」と思わず声が出るシーンがある。

あまり知られてませんが、クルーズ船には車のエンブレムのように遠目でみてもすぐ、どこの所属の船か?がわかる印があります。「ファンネル(煙突部分)」がその印なのですが、ホワイトスター・ラインの場合はきれいな黄色の先に力強い黒色が塗られている2色の色彩です。

▼(映画)タイタニックでも忠実に描かれてましたね!

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引用:https://gigazine.net/news/20120410-titanic-super-3d/

では救助に向かったカルパチア号(キュナード・ライン)がどうなのか?

キュナードはしっかりした「赤」が象徴的なファンネルが特徴です。キュナード・ラインは現存する名門クルーズ会社なので、例えばクイーン・エリザベスがこちら▼

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 ちょっとみにくいけど、赤のファンネルですぐにわかりますね!

話を映画に戻すと、このファンネル部分が映画に一瞬出てくるのです!

実際どうなのか?は映画でのお楽しみ!見逃さないでね!

真実その3.ウソのようなホントの話?

有名な噂話で、沈んだ船はタイタニックではなかった!?という話がありますがこの真意はどうもわかりません。都市伝説の一種ですが、個人的には眉唾です。

すり替え説

沈没した姉妹船のタイタニックと本船は、すり替えられたという説がある。

この説の『根拠』はいくつかあり、完成時のスクリュープロペラが写されている写真で、スクリューに書かれている番号がタイタニックの番号であったり(これはタイタニックが建造中に起こったオリンピックと巡洋艦ホークとの衝突事故でスクリューが破損し、タイタニック用に準備されたものを転用したと考えられる)、客船の窓数も“沈没した”タイタニックと同じ数(オリンピックとタイタニックではわずかに異なるが、会社側がオリンピックの宣伝用として、同型船の写真を使用したと考えられる)であったりするなどというもので、いずれも写真の誤った解釈に基づくものである。

たとえ同型船とはいえ、両船にはプロムナード・デッキの造りをはじめとする相違点がいくつか存在し、それらをすべて隠蔽するのは不可能と考えられることから、すり替え説は都市伝説の一種とされる。それでもこの説はただの噂にとどまらず、世間一般に『事実』として広く認知されており、著作物として公刊もされている。それによると、すりかえは保険金詐欺を目的にしたものだというもっともらしい説明がなされている

Wikipedia

タイタニックは三姉妹

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引用:http://www.cunard.jp/destinations/

タイタニックの他にも似たあったという話は事実です。タイタニックはオリンピックシリーズと呼ばれる客船ですから、一隻だけだったというのは間違いです。

オリンピック、ブリタニックは第一次世界大戦を経験しており、ブリタニックは機雷によって沈没しています。タイタニックと合わせれば「3隻中、2隻」が沈没してしまった不運な姉妹だったのかもしれません。

オリンピック号(タイタニックの世界)を「2018年」は日本で体験できる!!

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引用:タイタニック

オリンピック号は第一次世界大戦で輸送船として活用された際、ドイツの潜水艦に攻撃を受けたにもかかわらず、それを返討にする活躍を飾っています(第一次世界大戦で商戦が軍艦を撃沈した唯一の事例)。

オリンピック号は世界大戦に再び客船として大西洋横断航路をこなし、晩年には「Old Reliable(頼もしいおばあちゃん)」という愛称で親しまれました。

1935年に引退(解体)するところ、贅の限りを尽くしたダイニングの内装はイギリスの夫人がオークションで買い取っていました。その後、まわりまわって世界有数の船会社(ロイヤル・カリビアン社)が保有するセレブリティ・ミレニアム(セレブリティクルーズ)内のレストランに落ち着いています。

▼セレブリティミレニアム船内のレストラン(オリンピック)

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 引用:https://travel.watch.impress.co.jp/docs/news/700568.html

そして、2018年はセレブリティ・ミレニアム(セレブリティクルーズ)が日本にやってきます。日本発着クルーズとして日本人向けのクルーズが計画されているので、今がチャンス。船内にある「オリンピック」は絶対おすすめのレストランです。

【2018年 セレブリティミレニアムについて(Coming Soon)】 

真実その4.タイタニック「11個の真実の物語」

タイタニックは多くの要因が複雑に絡み合い、26組のハネムーナーを含む3,327人の乗客をのせて「サウサンプトン(イギリス)~ニューヨーク(アメリカ)」に向けて出港した船です。

ここからはタイタニックにまつわる11個の真実の物語を紹介します。

①.救命ボートに乗ることを断る乗客もいた

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あきらかに救命ボートの数が足りないことに気付いた乗客の中には、救命ボートへの乗船を拒み、他の人命を優先した人たちがいました。不屈の精神で、若い多くの命を優先した素晴らしい人たちがそこにいました。

②.スミス船長は優秀だったのか?

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タイタニックの船長努めたスミス船長は当時の最新・最高の客船を任せられるほど優秀な船長です。スミス船長の船でないと乗船しないという乗客もいたそうです。ですが、史実では他の船で船長だった時には船を擦らせたりする等、ドタバタも多かった様子。

真意は定かではありませんが、映画の名シーンで語り継がれるように最後まで多くの乗客を救い、船と共に運命を共にした海の男でした。

③.タイタニック(実物)より、映画の方が高かった!

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笑い話として有名な話ですね。1997年に制作されたジェームズ・キャメロン監督の「タイタニック(映画)」は1912年に建造されたタイタニック(実物)より高額だったんです。なんとも複雑ですね...

  • 【映画】タイタニック(1997年):約286億円
  • 【実物】タイタニック(1912年):約150億円

④.1,517名の犠牲者のうち50名が幼い子どもだった

つらい事実ですが、乗客乗員あわせて約3,000人のうち約1,517名が犠牲になりました。そのうち50名以上が幼い子どもだったのです。それなりの立場と地位にある家族のご子息・ご息女ですから、その後の社会に大きな影響を与える人物となるかもしれませんでした。

⑤.タイタニック沈没間際まで演奏されたバイオリンがある

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避難する乗客を落ち着かせるために、沈没の最後まで演奏をつづけた話は有名すね。この心意気は現代の船上アーティストにまで引き継がれています。

⑥.スイートルームの値段

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ローズが滞在していたスイートルームは現代では約678万円。この当時、航路にもよりますが、大西洋横断には約4日掛かりました。日計算すると「1日/約170万円」...1日で…恐ろしい。

⑦.ほんとうは64隻の救命ボートが乗るはずだった

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格好が悪い。沈まない。という理由で救命ボートが予定に反して少なかったのは映画でも語られる有名な話ですね。タイタニックに本来搭載できる救命ボートは約64隻あったと言われています。とはいっても、当時の状況をイメージすれば全てを使えることはなかったでしょう。それでも、多くの人命が左右されたのは言うまででもありませんね。

⑧.タイタニック最後の生存者は2009年まで存命だった

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タイタニック最後の生存者が死去、97歳 国際ニュース

ぼくも後になって知りました。お名前はミルビナ・ディーンさん。享年97歳という大往生だったようです。タイタニックが沈没した4月14日、ディーンさんは生後わずか9週間という一番若い乗客だったようです。

おもしろいのはディーンさんが8歳になるまで、タイタニックに自分が乗船していたことは知らなかったようです。映画:タイタニックの試写会(プレミア)に招待された時は辞退したようですが、1997年にクイーン・エリザベス2に招待された時は満を持してこれに参加。無事に大西洋を渡航して、85年越しの旅を終えることができたそうです。心温める素敵なお話ですね。

⑨.1985年までタイタニックは発見されなかった

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なぜ?と言われることが多いけど、タイタニックが沈んでいるのは3,650mの新海です。とてもじゃありませんが、個人がどうこうできるレベルじゃありません。

深度、船の規模を考えれば手が出せないのです。余談ですが、1985年の探索にはアメリカ海軍が協力したようですが、本音は沈んだアメリカ軍の潜水艦を探したかったとか・・・

この探索のおかげで、タイタニックの映画が生まれたのだと思いますが、さまざまな思惑あふれる船だったということですね。

⑩.マーガレット・ブラウンは実在の人物だった

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引用:マーガレット・ブラウン

▲マーガレット・ブラウン(右)。タイタニック号の生存者を救出した船長アーサー・ロストロンに賞を授与している。

本名はモリ―・ブラウン。映画を見直すとわかりますが、劇中でもローズやジャックに気を使ってくれて、鼻高な富裕貴族の中でただ一人気骨のあった人です。

映画では船を戻して救出するシーンも描かれてましたが、実際の沈没現場でもまわりの男性クルーよりも的確に指揮をとり、多くの乗客を救命ボートへ誘導したそうです。

これをきっかけに一躍有名人になったそうで、彼女のエピソードはブロードウェイ・ミュージカル「不沈のモーリー・ブラウン」にもなっています。

⑪.映画の長い上映時間(2時間40分)には理由があった

www.youtube.com

▲タイタニックが沈没するまでの2時間40分をリアルタイムで体験できるすごい動画!

▲氷山が出てくるのは1分くらい

1997年の当時、「タイタニック」はその物語も印象的でしたが、2時間40分という過去に類を見ないほどの長編映画と言われて話題になりました。この2時間40分という時間はタイタニックが氷山にぶつかって沈没するまでの時間です。ジェームズ・キャメロン監督はあえてその時間に合わせて映画を製作していたのです。

このエピソードを知ったら映画を観るときの気持ちが引き締まりますね。

まとめ.

いかがでしたか?タイタニックは世界一有名な「船」ですが、そこに隠れた真実の重みや隠されたエピソードをひも解くほどに、現代のぼくたちに大切なことを投げかけてきてくれる気がします。

これを機にあらためて(映画)タイタニックをみてみませんか?この偉大な物語の「本音を知る」冒険に出られますよ!

 

みなさんの新たなクルーズ旅行の第一歩!を応援します。

“Bon Voyage(ボン・ヴォヤージュ)”